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ブリッジの歯が痛い、私の失敗談と教訓
私が初めてブリッジを入れたのは、30代半ばのことでした。奥歯を一本失い、歯科医師に勧められるがままにブリッジ治療を選択。治療後は、まるで自分の歯が蘇ったかのように快適に噛むことができ、すっかり満足していました。歯科医師からは「ブリッジの下は汚れが溜まりやすいので、気をつけて磨いてくださいね」と簡単な指導は受けましたが、当時の私はその重要性を全く理解していませんでした。毎日の歯磨きは、これまで通り歯ブラシだけで済ませ、痛みも違和感もなかったため、定期検診にも足を運ばなくなってしまいました。そんな生活が5年ほど続いたある日、ブリッジを入れた歯で硬いものを噛んだ瞬間、奥歯にズキンと鈍い痛みが走りました。最初は気のせいかと思いましたが、その後も食事のたびに同じような痛みを感じるようになり、次第にその歯で噛むのを避けるようになりました。それでも「そのうち治るだろう」と楽観視し、さらに数ヶ月放置。しかし、痛みは消えるどころか、何もしなくてもズキズキと疼くようになり、歯茎も腫れてきたため、ようやく重い腰を上げて歯科医院に駆け込みました。レントゲンを撮った結果、歯科医師から告げられたのは衝撃的な事実でした。「ブリッジの下で虫歯がかなり進行していて、土台の歯の根の先に膿が溜まっています。もしかしたら、この歯は残せないかもしれません」。私の頭は真っ白になりました。結局、ブリッジを壊して外し、数ヶ月にわたる根の治療を受け、幸いにも抜歯は免れましたが、再び新しいブリッジを入れるために、高額な治療費と長い時間が必要でした。この苦い経験から私が学んだ教訓は二つあります。一つは、セルフケアの重要性です。歯ブラシだけでは不十分で、歯間ブラシやフロスを使った特別なケアが不可欠であること。そしてもう一つは、プロによる定期的なメンテナンスの重要性です。自覚症状がなくても、プロの目で見てもらうことで、トラブルを初期段階で発見できること。痛みは、体が発する最後の警告信号です。その前に、自分の歯と真剣に向き合うべきだったと、今では心から反省しています。