医療
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ブリッジの歯が噛むと痛い時の対処法
ブリッジを入れた歯で食べ物を噛んだ瞬間、ズキンと鋭い痛みが走ると、食事をすること自体が苦痛になってしまいます。このような「咬合痛」が生じた場合、まずは無理をせず、痛みの原因となっている歯に負担をかけないようにすることが大切です。応急処置として、痛む側とは反対の歯で食事をするように心がけましょう。また、硬い食べ物やお餅のような粘着性の高い食べ物は、ブリッジや土台の歯に大きな負担をかけるため、症状が落ち着くまでは避けるのが賢明です。おかゆやスープ、豆腐、ヨーグルトなど、あまり噛まなくても食べられる柔らかいものを選び、栄養を確保するようにしてください。痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤を服用することで一時的に症状を和らげることができます。ただし、これはあくまで対症療法であり、痛みの根本的な原因を解決するものではないことを理解しておく必要があります。痛みが少し治まったからといって、歯科医院への受診を先延ばしにしてはいけません。なぜなら、噛んだ時の痛みの裏には、ブリッジの噛み合わせの不調和、土台の歯の根の先の炎症(根尖性歯周炎)、歯を支える歯根膜の炎症、あるいは歯の根が割れている(歯根破折)といった、専門的な治療を必要とする問題が隠れていることが多いからです。特に、歯の根の先に膿が溜まっている場合や歯根破折は、放置すると顎の骨にまで炎症が広がる可能性があります。自分でできる対処は、あくまで歯科医院に行くまでの間、症状を悪化させないための応急処置と心得てください。最も重要な対処法は、できるだけ早くブリッジを装着した歯科医院に連絡し、予約を取ることです。受診の際には、いつから、どのような時に、どの程度の痛みがあるのかを具体的に伝えることで、よりスムーズな診断と治療に繋がります。